吐く!嗅ぐ!判明!今すぐ簡単に出来る口臭チェック方法
「うわ….この人の息クサイ….」
誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
または、「私今日、口臭するかも….?」と心配になった経験もあると思います。
そもそも、息は内から外に向かっていくし、ニオイに鼻も慣れてしまっているため客観的に自分の口臭を知るのは難しいです。
もし自分の口臭をチェックする方法があったら、そのような不安はかなり減るのではないでしょうか?
- 話す時に口臭が出てるか常に不安
- ついつい口を抑えて話してしまう
- 口臭を気にして、話に集中できない
- ネガティブなことばかり考えてしまう
- 人と話すのが億劫だ
- 相手の反応を過剰に気にしてしまう
- 不安で夜寝れない
このような悩みは全て、自分の口臭がどんなニオイなのかを知る事ができないのが大きな原因です。
今回はそのような悩みを持つあなたに、簡単に、どこでも、すぐに出来る口臭チェック方法をご紹介します。
また、もしも口臭だけでなく自分の体臭も気になる場合は、【耳垢】の状態で自分の体臭が判明!?医学的な体臭チェック方法16選を必ず見ておいて下さい。(汗臭いニオイやワキガのニオイまで、自分の体臭をチェックする方法を詳しく書いています)
そもそもこんな人はイエローカード!口臭チェックリスト
口臭チェックする前にその人の私生活や、生活習慣から口臭が出やすいかどうかを判別することができます。
もし一つでも当てはまる場合は、口臭が出ている可能性があるので十分注意しましょう!
朝食を抜くことが多い
口腔内には口臭の原因になる細菌が多数生息していますが、唾液の持つ殺菌力によって細菌の繁殖が抑えられています。
しかし、夜寝ている間は唾液の分泌量が激減するため起床時の口腔内は細菌だらけになっています。
そのため、寝起きの口臭はキツイなります。
最も簡単な唾液の分泌方法は食事を摂ることです。
朝食を摂るだけで自然と唾液が分泌されるので、起床後は必ず「歯磨き」と「朝食」を忘れないようにしましょう。
よく噛まないで食べる
よく噛まないで食べる癖のある人も、口臭のリスクがあります。
咀嚼回数が少ないと、消化不良を起こします。
胃腸の働きが弱まり食欲不振、吐き気、胸やけ、膨満感など様々な症状が起きるだけでなく、食べ物が体内で異常発酵することにより、発生したニオイ成分が血流にのって肺にたどり着き呼気と混ざって口臭となります。
反対によく噛んで食べると、消化しやすくなるメリットだけでなく唾液の分泌が促進されるので一石二鳥です。
他にも柔らかい食べ物だけでなく、硬い食べ物を食べることも咀嚼回数が増えることによって、唾液の分泌が期待できるので口臭リスクを減らすことができます。
生活リズムが不規則
夜更かしや睡眠時間、起床時間が毎日バラバラな生活習慣を持っている人は、内臓や自律神経の働きが乱れることにより唾液が上手く分泌されにくくなります。
またストレスが溜まることも、自律神経のバランスを崩してしまうことになるので規則正しい生活リズムを保ちましょう。
1日をほとんど喋らずに過ごす
ほとんど喋る機会のない職業に就いている人や、休日など1日1人で過ごす人も注意が必要です。
唾液の分泌がされにくくなり、細菌が溜まり口臭が発生します。
口臭が心配でおしゃべりを避けると余計に口臭のリスクが高まります。
口で息をしてしまう(口呼吸)
無意識に口で呼吸するクセがある人は要注意です。
口で呼吸することで、口の中が外気によって乾きやすくなるため口臭の原因になります。
鼻で呼吸するよう意識しましょう。
鼻が詰まって鼻呼吸をしにくい場合は小まめに水分を摂ってください。
無理なダイエット
過度な食事制限によるダイエットは、体内に貯蔵している中性脂肪を燃焼する事で食べ物に替わりにエネルギーを捻出しようとします。
空腹のまま、体内の脂肪を燃焼し続けるとニオイの強いケトン体とい物質が生成されます。
ケトン体による悪臭は「飢餓臭」とも呼ばれ口臭や体臭として発生されます。
せっかくダイエットを頑張っても口臭を招いてしまったら本末転倒です。
過度な食事制限によるダイエットでなく、運動や栄養バランスを考慮して無理のないダイエットを実践してください。
自分で出来る口臭チェック方法!
それでは口臭チェック方法をご紹介します。
ビニール袋チェック法
- 無臭のビニール袋で空気が漏れないよう口を覆います
- 息を吐きます
- 吐き切ったら鼻から息を吸い、また息を吐きます
- 2、3を何回か繰り返します
- ビニール袋の中のニオイを嗅いでチェック
最も簡単に口臭のニオイを客観的に方法の一つです。
やり方は原始的ですが、直接ニオイを自分の鼻で確認できるので信頼できる方法です。
オキシドール溶液でチェック
【第3類医薬品】オキシドール 500mL(画像元:Amazon)
オキシドール(過酸化水素水)は傷口の消毒に使うイメージを持つかもしれませんが、実は口腔粘膜の消毒や歯の洗浄に使うことも出来、歯医者や眼科でも消毒液として幅広く使われています。
このオキシドールを使って口臭をチェックする事ができます。
傷口にオキシドール塗ると「泡」がでますが、これは血液や細菌に含まれる「カタラーゼ」と呼ばれる酵素がオキシドールを分解する事で「酸素」を発生させるためです。
オキシドールを口に含めコップに吐き出し、気泡が多く見られた場合、カタラーゼ=細菌が多数繁殖している事になり、口臭を発生させやすい状況にあると判断できます。
- オキシドール
- 水
- 透明なコップ(容器)
やり方は以下の通りです。
- オキシドールを水に10倍で薄めます。(オキシドール1:水10)
- うがいをします
- コップに吐き出します
- 気泡が出ているかチェックする
細菌が多く含まれている場合は気泡が多く出ますので、口臭が発生している可能性があります。
オキシドールを水で薄めてうがいすることで、口内の細菌を殺菌する事ができるので、口臭チェックとケアを一度にできるので試してみる事をお勧めします。
注意点
人により口内の粘膜が敏感な方もいるので、オキシドールを口に含め刺激を感じたら水の量を増やして薄めてるか、使用を止めて下さい。
また、オキシドールは口内の細菌を殺菌する効果がりますが、歯垢(プラーク)を除去する事はできません。
オキシドールでうがいしたからと言って歯磨きをしなくても良いというわけではないので、日々の歯磨きは虫歯や口臭のためにもしっかり行ってください。
歯磨きの仕方や口臭ケアの具体的な方法は自分は気づかない…?口臭を抑える方法10選で詳しく解説していますので併せてチェックしておきましょう。
舌の色からチェック
舌には白い苔のようなものが付着しています。
(画像元:おおつか歯科医院)
これは舌苔と呼ばれるもので、口内に生息する細菌、上皮の剥がれたカス、食べカス等が舌の上に溜まったものです。
舌苔は誰にでもあるものですが、口内の嫌気性菌によって生成される発揮性硫黄化合物と呼ばれるニオイ物質のほとんどが舌苔で生産されていることから、付着している量が多いと口臭の原因となります。
鏡で舌を見てチェックしましょう。
雪のように白く舌が覆われ、舌苔の量が多くなっている場合はかなり口臭がキツくなっている筈です。
舌苔の磨き方
柔らかいガーゼのような布で軽く拭きとることもできますが、日々の舌苔ケアを習慣にするなら専用の舌ブラシがおすすめです。
- 舌の奥(付け根)に舌ブラシを置く
- 舌先に向かって優しく撫でる
- 3〜4回繰り返す
- 使用後は水でよく洗い風通しの良いところに保管する
やさしい舌ブラシ¥(画像元:Amazon)
ケアレッシュ 舌クリーナー(画像:Amazon)
注意点
決して強く擦る様に使わないでください。
強く擦り続けると粘膜を傷つけたり、味蕾と呼ばれる味覚を感知するセンサーを傷つけて最悪味覚障害を引き起こす可能性があるのでます。
くれぐれも力を入れすぎない様に注意してください。
1日1回、を目安に朝ブラッシングしましょう。
デンタルフロスのニオイを嗅いでチェック
クリニカアドバンテージ デンタルフロス(画像:Amazon)
毎日歯磨きをしても歯と歯の間の歯垢(プラーク)は見落としがちです。
虫歯のほとんどは歯と歯の間の落とし損ねた歯垢が原因と考えられています。
長らく口内に歯垢や食べカスが残っていると発酵して悪臭を放ち、口臭の原因となります。
歯の間にデンタルフロスを入れてニオイを確認してみましょう。
場所によってニオイの有無や大小がある筈です。
デンタルフロスから悪臭がする場合は、日々のブラッシングで歯垢が除去しきれていない可能性が高いと考えられます。
歯と歯の間の歯垢は普通の歯ブラシだけでは落としきるのが難しいため、デンタルフロスの使用をオススメします。
虫歯と口臭の予防に大きな効果が期待できるので、日々の歯磨きに取り入れてみましょう。
マスクを使って口臭をチェック
香りの付いていないマスクを着用して、空気が漏れない様しっかり鼻と口を覆ってください。
そのまま口から息を吐き、鼻から吸ってみましょう。
何度か繰り返してもニオイがなければ口臭の可能性は低いです。
膿栓が出ていないかチェック
膿栓(画像元:さくら歯科)
膿栓は米粒ほどの大きさでヌメヌメしていて、俗に「臭い玉」と呼ばれるほど潰した時に強烈ニオイを放ちます。
膿栓は細菌や免疫物質の死骸の塊で、喉の扁桃腺に出来ます。
ここに膿栓はできる(画像元:小林製菓)
扁桃腺は空気中のホコリやウイルス、細菌が喉に侵入した際にそれらの菌をやっつけるため免疫物質を分泌させます。
扁桃腺によって分泌された免疫物質の残りカス、死滅した菌が扁桃腺の穴に溜まることで膿栓ができます。
鏡の前で口を開き、のどちんこの3~4cm横にずらしたデコボコした部分に確認できると思いますが、目で見えない場合は手で押し広げてみると出てくると思います。
膿栓がある=口臭があると断言できるわけではありませんが、舌苔の奥の方に膿栓のニオイが付着することで口臭が発生しやすくなりるため、量が多いとそれだけ口臭のリスクが発生します。
くしゃみした時に膿栓が口から飛び出してきたりする人は要注意です。
気になってついつい膿栓を取りたい気持ちはわかりますが、無闇に綿棒などで扁桃腺をこねくり回すと炎症を起こしたり、逆にバイ菌が付いたりするので注意してください。
膿栓はイソジン等でうがいをすることによって予防することができるので、日々のケアを大事にしましょう。
口臭チェッカーでチェック
タニタのブレスチェッカー(画像元:TANITA)
市販の口臭チェッカーは医療の現場で使われるような精度の高さはありませんが、値段も手頃で試しててみるのアリでしょう。
計測する前は、喫煙飲酒、ニンニクなどのニオイの強い食べ物を食べたりしないこと、また香水のニオイや強いニオイのする部屋で計測しないように注意しましょう。
安価で簡易的な分、口臭が原因なのか?違うニオイなのか?を細かく識別する性能はありませんので、飽くまで目安にとどめておきましょう。
番外編
上記の方法以外にも巷で噂されている怪しい…(?)方法や画期的な方法をご紹介しましょう
スマホの口臭アプリ
口臭をチェックするスマホアプリがありますが、残念ながら間違いなく口臭チェックになりません(笑)
スマホ機能にはニオイを識別する機能はまだついていないので、今後のAppleに期待しましょう。笑
信頼してる人に嗅いでもらう
「これができないから、口臭チェック方法を探してるんだ」
「怖くてそんなこと聞けるわけない!」
そんな声が聞こえてきそうですか、自分の信頼している家族や友人に聞いてみるのが一番手っ取り早い方法かもしれません。
もし、本当にあなたのことを大事に思ってくれる友人ならば正直に答えてくれると思いますし、どのような答えが返ってきてもそれが原因で関係性にヒビが入ることは絶対ないと思いますので、どの方法もしっくりこない人は思い切って聞いてみましょう。
個人的には母親が一番聞きやすいし、正直に答えてくれると思います。
口臭外来で診断してもらう
お金と手間が掛かりますが、専門医に診てもらうのが一番確実でしょう。
「口臭外来」は実際多くの歯医者や総合病院に開設されています。
口臭外来は口臭をチェックする為というより口臭をチェックして原因を突き止め、治療する趣旨なので、通院(主に2ヶ月くらい)を要しますが、精密な測定器や検査をしてもらえるので気になる人は活用してみてください。
まとめ
自分で口臭をチェックする方法いかがでしたでしょうか。
自分の口臭がどれほどのものか?臭いのか?臭くないのか?気になりますよね。
自分で気づくことは中々難しいものですが記事で紹介した方法を試して自分の口臭をチェックしてみてください。
そして、チェックするだけでなく是非ケアの方にも力を入れましょう。
口臭チェックより、ケアする方法の方が大事です!
口臭が無いからと言って安心した人も、いつ口臭が発生してしまうかは誰にもわからないので手を抜かずしっかり予防してくださいね!